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大会公式ルール  

第23回 五色百人一首広島県大会 公式ルール

【試合要領】

  • 1対1の対戦を原則とします。(参加人数により3人の対戦もあります)

  • 予選は全員が6試合を行います。

  • 予選終了時点で各ブロックの上位2名が決勝戦を行います。
    順位は、以下の基準で決定します。
    (1)勝利数の多い順。
    (2)取り札数の多い順。
    (3)上記が同じ場合は抽選。

【試合進行】

 

  1. 選手が位置についたら、読み手の合図で礼をします。(握手は無し)

  2. 選手は20枚の札をきり、10枚ずつに分けてジャンケンをします。
    勝った方が、どちらかの札を選びます。なお、山になった10枚の1番上の1枚を見て選ぶことは構いませんが、全ての札を確認することはできません。(以上は第1試合と決勝戦のみです。第2試合以降の予選は、前の試合が終わった時点で並べられていますので札は選べません。)

  3. 両者は自分の10枚を横5枚、縦2段に並べます。自分の札は自分の方に向け、お互いに札の頭をつけるようにします(横は空けても構いません)。

  4. 読み手は、準備完了と判断した時点で、「札を覚えてください」と選手全員に告げます。この声があった後は、選手は札の位置を移動させてはいけません。

  5. 30秒間、札の位置を覚える時間を取ります。この時間に、自分の札、相手の札にかかわらず、裏を返して札を見てもよいです。(札の移動はできません。)

  6. 30秒経過したら、読み手は序歌を読み始めます。序歌は、例えば次のような百人一首に含まれていない和歌を読みます。
    例)ご用意よければ 空札一枚
    東海の 小島の磯の 白砂に 我泣き濡れて 蟹と戯る

  7. 読み手は上の句と下の句を1回ずつ読みます。出札(読まれた札)が見つからない組があっても、待たずに次の札を読み始めます。

  8. 取った札は選手の手元に置きます。手元の右側に置くか、左側に置くかは指定しませんが、場の札と間違わないように、裏返しにします。

  9. 両者の手が同時に札に触れた(ついた)ときにはジャンケンで素早く決めます。手が上下に重なったときは、下に手がある者が札を取ります。

  10.  進行中に、どちらが札を取るかわからない時やジャンケンに時間がかかる等のトラブルが起きた場合、審判はすぐに片手を上げ、読み手に一時ストップするように合図します。審判の手が上がったのを確認した読み手は、読み上げをストップします。審判は、トラブルが終了した時点で手を下ろし、それを確認したら、読み手は、読み上げを再開します。

  11. 選手は、札を取るとき以外、札を取る方の手のひらを自分の膝か腿につけておきます。手をかざしながら札を探してはいけません。頭の位置は、自分の並べた札の上段より対戦者側に出してはいけません。審判が注意をしても繰り返すようならば、相手選手の邪魔になったとして、お手つきとして扱うこともあります。

  12. 試合中、場の札の枚数が減った場合にも、札の場所を覚えて試合をしているので、空いたスペースに、札を移動させてはいけません。

  13. 次の札を読み始めたら、それ以前の札を取ることはできません。

  14. 試合中(1枚の勝負がついて、読み手がまだその札の残りの部分を読み上げている間)に、取り札の裏の上の句を見てもよいです。ただし次の札を読み始めるまでに見ている札を元に戻さなければなりません。

  15. 読み手は、17枚を読んだ時点で読みを終え、審判は両選手が取った札を数えます。多く札を取った方が勝ちとなります。同数の場合は引き分けとします。3人組の場合は上位2名を勝ちとします。2位と3位が同数の場合は、1位が勝ち、2位と3位は引き分けとします。決勝戦が同数の場合は、最後の1枚を読みます。

  16. 試合終了後、選手は速やかに取った枚数と勝敗を用紙に記録します。この作業が完了するまで、選手はその場を動いてはいけません。記録用紙を見せ合ったら、札をよくきり、10枚ずつに分けて場に並べておきます。

  17. 全ての対戦カードの記入を確認したら、読み手は「ありがとうございました」と礼を促し、選手は礼をします。使用した札が20枚揃っていることを確認し、審判は試合の終了を選手に告げます。

  18. 試合数と読み上げ枚数は、進行の都合で変更する場合があります。

 

【お手つきルール】

 

  1. 間違えた札に触れたら「お手つき」とします。お手つきした場合は、ペナルティとして、自分の取っている札から1枚、場に出さなければいけません。持ち札がない状態でお手つきをした場合には、「1回休み」となり、次の札を取ることはできません。

  2. 1つの読みに対して、一度しか札に触れることはできません。
    正しい札の後に違う札に触れてもお手つきとなります。その場合、最初に取った正しい札を自分のものにはできません。お手つきのペナルティも出す必要があります。

  3. 間違えた札に2枚以上触っても、出す札は1枚です。お手つきをしていない側は、読まれた札を取る権利があります。

  4. 自分の前の10枚でも、相手の前の10枚でも、どこの札であっても、同じようにお手つきとします。

  5. 二人の間に「場」を作ります。お手つきの札はそこに重ねて置きます。

  6. 場」の札は、次の札を取った人が1枚だけもらえます。「場」に札が無い場合、同じ読み上げの中で、片方が間違えてお手つきをし、もう片方が正しい札を取ったとしても、札はもらえません。

  7. 「場」に2枚以上の札があった場合には、その次の札を取った人も1枚もらえることになります。

  8. 試合終了時に、「場」に札が置かれていることもあります。

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